【ガレージに適した工法について】
大まかに①木造軸組工法 ②木造枠組壁工法 ③鉄筋コンクリート造 ④鉄骨造 などが考えられます。
①は在来工法ともいわれ、日本の古来からの建て方。柱で構成して強度を保つ工法です。
②に比べて間取りの自由度が高く、後々の改築もやりやすい、コンクリートよりもコ ストが抑えられる、といった利点がある反面、設計・施工に確かな技術が必要とされてきます。②はいわゆる2×4工法です。地震にも強く、施工も比較的簡単 で工期も早く、高気密、高断熱にも対応しやすい工法です。一方、大きな改築はしにくい、4mを越えるような広いガレージ開口はそのままでは作りにくい、と いったデメリットがあります。
③はRC造ともいわれ、丈夫で耐久性が高く、開口もある程度広くとれるなどがメ リットといえます。ただ、施工には手が掛かり、コストが高くなりやすいというデメリットがあります。特に軟弱地盤といわれる佐賀では地中に数十メートルの 杭工事が必要になるなど、予想以上のコスト負担が必要になります。
④は、肉厚の丈夫な鉄骨で骨組みができているものです。住宅メーカーの軽量鉄骨で はありません。構造自体とてもしっかりしたものとなり、間口も広くとれ、ガレージ作りには向いているといえます。ただ、鋼材は熱を伝えやすいため、一般的 に夏暑く冬寒いというような快適性にやや難があります。