■人生を愉しむ ”基地" にもなるスタンダードな住まい
男前住宅は、これからの時代に対応した性能を持ち趣向性を反映できる、過剰ではなくベーシックな設備と必要な機能を備えたスタンダードな建物である。20代・30代の若者にこびを売るものでもなく、嫌味な高級感やジャンクっぽさもない。木造で許容可能なスケルトン・インフィルとし、インテリアは好みでしつらえることができるように、シンプルで余白のあるものとしている。注文住宅によくみられるこだわりや建築家の作家性は、資産価値的視点からはマイナスにしかならない。そのため、建物の造り込みは極力排したものとしている。イニシャルやメンテナンスを含め、トータルバランスにも優れた規格住宅、それが男前住宅である。